不確実な時代の家づくり
最近の中東情勢の影響で、原油やナフサの供給が不安定になっています。「ナフサって何?」と思うかもしれませんが、実は建築業界の“縁の下の原料持ち”。プラスチック、塩ビ、断熱材、接着剤、塗料など、住宅に欠かせない材料の多くに使われています。つまり、ナフサが不足すると、家づくりも「ちょっと待った!」状態になるわけです。

実際、住宅設備メーカーではユニットバスやトイレが受注停止になったり、「納期は未定です」という、まるで人気ライブチケットのような状況も発生。現場では「お風呂が来ないので引渡しも延びます…」という笑えない話も増えています。

さらに影響は意外と身近です。息子の運動会の応援用にブルーシートを買いにホームセンターへ行ったら、「そのサイズは売り切れです」。実はブルーシートも石油製品。つまり中東情勢が、運動会の場所取りにまで影響しているのです。まさかお弁当の横で世界情勢を実感するとは思いませんでした。

こうした状況で大切なのは、“後で決めよう”を減らすこと。設備や資材は早めに発注し、色柄や品番も先に決めておくと、納期確保や代替品対応がしやすくなります。場合によっては、ビニルクロスを木質材へ変更するなど柔軟な発想も必要です。
これからの住まいづくりは、「建てながら考える」より、「先に決めて備える」が合言葉。家づくりは、“段取り八分、納期は十分確認”が特に必要とされてくるようになります。









