そろそろ、ほうとうの季節です
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先日、長野県に住む親戚が遊びに来た際、「寒くなってきたから、お昼にほうとうを食べてきたよ」と話していました。
「もう、ほうとうが恋しくなる季節なんだな」と聞いているうちに、ふと周りを見渡すと、朝晩の空気はすっかり冷たくなり、木々の葉も色づき始め、日が暮れるのもずいぶん早くなっています。ついこの間まで暑さが続いていたように思いますが、気づけば季節はすっかり秋も深まり、冬の足音が聞こえてくる頃になりました。
山梨の秋といえば、ブドウやモモなどの果物が思い浮かびますが、ブドウの収穫も一段落し、店先の景色にも少しずつ秋から冬への移り変わりを感じるようになりました。
そんな中、先日、冷たい雨が何日か続き、肌寒さを感じる日がありました。そんな日の夕食時、我が家でも「そろそろ、ほうとうが食べたいなぁ」と話が出ました。
ところで、よく「山梨県民は、ほうとうを店ではあまり食べない」と言われます。確かに、私自身も外食でほうとうを食べたのは、いつだったか思い出せないほどです。
山梨では、ほうとうは特別な料理というより、各家庭でそれぞれの味を楽しむ、いわば「家の味」。入れる具材も味付けも、家によって少しずつ違います。
もちろん、お店でいただくほうとうも、普段とは違った味わいがあって美味しいものです。でも、ふと考えると、郷土料理というのは、観光客に食べてもらう料理だけではなく、「寒くなったから、今日はほうとうにしようか」と家族で自然に思い浮かべる料理でもいいのかもしれません。
朝晩の冷え込みが日に日に増してくるこの季節。今年の秋も、そろそろ我が家のほうとうが食卓に登場する頃になったようです。








